2020年4月2日 (仮訳)インド、パンジャーブ州産糞生菌類の分類学的研究:ハラタケ科の新産種 Amandeep, K., Atri, NS. & Munruchi, K. 2015. Taxonomic study on the coprophilous mushrooms from Punjab, India: new records of family Agaricaceae. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: https://creamjournal.org/pdf/Cream_5_1_5.pdf [Accessed April 2, 2020] 【R3-07191】2020/4/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、パンジャーブ州からAgaricus cupreobrunneusなどハラタケ科の9分類群を報告した。 そのうちA. halophilus、Coprinus comatus var. caprimammillatus、およびC. cordisporusはインドから、他の6分類群はインド北部からそれぞれ初報告となった。 これらの分類群の属レベルの検索表を掲載した。 (インド新産種) Coprinus comatus var. caprimammillatus Bogart 【よく似た種との区別】 Coprinus comatus(ササクレヒトヨタケ) 本変種と異なり担子胞子の発芽孔が中心生~偏心生ではなく真に中心生 Coprinus comatus var. excentricus 本変種と異なり担子胞子の発芽孔が中心生~偏心生ではなく極めて偏心生 (インド新産種) Coprinus cordisporus Naveau 【よく似た種との区別】 Coprinus cardiasporus 本種と異なり糞のみではなくウッドチップ混じりの糞あるいは材に発生する 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子がフラスコ形に近い Coprinus patouillardii(クズヒトヨタケ) 本種と異なり糞のみに生じるという特徴を欠く 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアを欠く (インド北部新産種) Leucocoprinus straminellus (Bagl.) Narducci & Caroti 【よく似た種との区別】 Leucocoprinus birnbaumii(コガネキヌカラカサタケ) 本種と異なり傘が硫黄色 本種より柄の幅が広い (インド北部新産種) Lepiota epicharis var. occidentalis Dennis 【よく似た種との区別】 Lepiota epicharis 本変種と異なり傘が鐘形 本変種と異なり傘表面に条線を有する 本変種と異なり襞が帯黄色でない 本変種より柄表面の小鱗片が僅かに濃色 Lepiota epicharis var. indica 本変種と異なり傘が幼時卵形で中央部が扁平、のちに凸形~円錐形となり中丘を有する 本変種と異なり襞が帯灰橙色 本変種より担子胞子のサイズが僅かに小さい (インド北部新産種) Lepiota subincarnata J.E. Lange (インド北部新産種) Lepiota thrombophora (Berk. & Broome) Sacc. 【よく似た種との区別】 Lepiota metulaespora 本種と異なり傘表面の鱗片が淡黄褐色 本種と異なり傘縁部表面に放射状の条線~溝線を有する 本種と異なり柄がレモン色 本種と異なり傘表皮菌糸の先端が鈍頭 (インド北部新産種) Lepiota xanthophylla P.D. Orton キヒダカラカサモドキ 【よく似た種との区別】 Lepiota citrophylla 本種と異なり傘がレモン色 本種より傘表面の鱗片が帯オリーブ色 本種と異なり担子胞子の基部が強い截断状 本種と異なり傘表皮がほとんどの場合瓶形の細胞からなる毛状被 (インド北部新産種) Agaricus cupreobrunneus (Jul. Schäff. & Steer ex F.H. Møller) Pilát 【よく似た種との区別】 Agaricus rutilescens 本種と異なり傘表面の鱗片が帯赤色 Agaricus subrutilescens 本種と異なり襞が切断あるいは傷つくと赤変する 本種と異なり柄表面のつばより下部が顕著な羊毛状~綿毛状 (インド新産種) Agaricus halophilus Peck 【よく似た種との区別】 Agaricus haemorrhoidarius 本種と異なり襞がばら色~帯紫琥珀色 本種と異なり柄が中空 本種と異なりつばが膜質 本種と異なり肉が破壊されると血赤色に変色する